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Column

コラム

2020.07.09

辻堂に建てる注文住宅

湘南、辻堂—。

駅に大型商業施設が完成し、近年開発が著しい人気の場所である。

 

駅にも海にもアクセスの良い場所に、新しい分譲地区がある。すでに何棟かの個性豊かな新築の家が建っていた。

分譲地区の中を歩いて行くと、子どもたちの元気な声が聞こえてくる。

エリアのほぼ中央に、日を受けて白く輝くひときわ目立つ家がある。今回のお客様、B様邸である。

 

先ほどの元気な声の主である二人の子どもたちと一緒に出迎えてくれたB様ご夫婦。

当社社長の岩﨑とはお引き渡し以来の再会で、私たちの訪問を歓迎してくれた。

 

玄関に入るとまず目に入るのが室内窓、奥様こだわりの品だという。

そして広々としたシューズインクローゼットにはクツだけでなくサーフボードなども収められている。

 

1階は寝室と子ども部屋、ウォークインクローゼットがバランスよく配置されており、どの部屋も圧迫感がなく過ごしやすい。

 

2階に上がると、高い天井の明るいリビング。大きな窓を開けるとウッドデッキと一体となり、とても気持ちよい空間となる。

そしてキッズスペースになっているスキップフロアがこの家の大きな特徴である。

 

キッチンは古材をカウンターに使用したアンティーク感のある対面キッチン。キッチンの奥には広めのパントリー、ちょっとした作業スペース、PCルームとしても活躍する。

 

洗面所には二人同時に使うことができる幅の広い洗面台、そして室内物干しのスペース。ここも一定のスペースが確保されていて使いやすい。

所々に造作感のある施工が施され、DIYを得意としている奥様がご自身で張られたタイルがあたたかみを添えている。

 

「僕たちはこだわりにこだわったので、ホームテックさんには苦労かけたと思いますよ」(ご主人)

「私のわがままに付き合っていただきました」(奥様)

 

そう言って照れくさそうに笑うご夫婦の笑顔には、同時にこの家に対する満足感も伺えた。

それまでに住んでいた2LDKのアパートは、日当たりが悪いため室内が暗く、寒々とした感じ。

そして子どもの声や足音に相当気を使っていたという。

 

「親しい人が立て続けに家を買って、興味を持っていたのと、今までの住環境も良くなかったので、主人に

「家建てませんか?」って言いました(笑)」(奥様)

 

そこで住宅展示場に足を運び、試しに資金計画を立て、勧められるままに「土地購入セミナー」などを受けてみたそうだ。

気持ちが住宅購入に傾くなか、現代社会共通の悩みににぶつかる。

 

「まず、僕らの住宅購入の前提として、いま通っている保育園に通園できる範囲内でというのがありました。ちょうど二人とも近くの認可保育園に入れたので、全然違う場所に引っ越すとなると、また保育園を探さなければいけなくて、認可保育園に確実に入れるとも限らないので場所の縛りはありました」(ご主人)

 

そしてもうひとつ大きな問題が—。

 

場所を優先して土地を探すと、ある程度優良な土地は当然のことながら値段が高い。

それに加えてメーカーから提案されたプランはご夫婦の予想をはるかに超える金額のものだった。

 

「ちょっと組みたくないくらいの金額が出てきてしまって…。申し訳なかったんですけど、無理はしたくなかったのでそのメーカーさんはお断りして、別の方法はないかと不動産屋に相談してみました」(ご主人)

 

そこで不動産会社から4社を紹介されたB様は、希望を伝えてコンペを行うことに。

その中の1社がホームテックであった。

 

「ウッドデッキにしたいとか、2階リビングがいいとか太陽光発電とか、色々と希望があったんですけど、中には色々な理由を付けて「これはやめた方がいい」と言うメーカーさんもいて、聞く前に却下しないでよと(笑)。でも、ホームテックさんは我々の要望にすべて応えてくれて、尚かつ提案力もあったのでここがいいなと。岩﨑社長は質問に対するレスポンスがとても早いし、引き出しが多い人だなぁと思いました」(ご主人)

 

探していた土地の方も、現在の場所にちょうどキャンセルが出たのですぐに押さえ、無事に契約。

こうして、家族の夢の実現に向け、B様とホームテックの家づくりがはじまった。

 

建築にあたって、ご主人の関心はもっぱら耐久性や構造、そしてランニングコストであった。

内装はほぼすべて奥様に任せたという。

 

ただ1点譲らなかったのはウッドデッキ。現在でもお気に入りの場所だ。

 

またご主人曰く「基本的には子どもたちを基準に家づくりを考えた」というとおり、将来2部屋に分割できる子ども部屋や、アレルギー対策に壁を珪藻土にするなど、なるべく自然素材を使用した。

そして、スキップフロアである。

 

「子供が部屋に閉じこもることがないようにというのと、リビングで楽しく遊んだり勉強したりするスペースを作ってあげたいなと思ってスキップフロアにしました。

出来上がったら、子どもたちは自然とスキップフロアに上がったんです。自分の場所みたいに。あぁ正解だったんだなと思いました」(ご主人)

 

一方、奥様は明るくて暖かい2階リビングが一番のご希望。冬でも素足でいられるよう床は無垢材を使用した。内装のプランをほぼ担当した奥様。随所にそのこだわりが見てとれた。

 

「玄関正面の室内窓はちょっとこだわりましたね。あれは内側と外側で色が違うんです。風のとおりにも一役買っています。寝室のモスグリーンの壁は落ち着いて眠れるようにあの色を採用しました。

特にこだわったのは2階の洗面台ですね。将来、朝の準備で順番待ちにならないよう横長にして同時に使えるようにました。デザインや仕上がりもとても満足しています。

洗面台やリビングのタイル貼りなどは自分でやりました。教えてもらいながらですが…。

ナチュラルテイストの家に憧れがあって、自分のなかにイメージはあるのですが、それを伝えるのが難しくて、だったら自分でできるところは自分でやろうと。費用の削減にもなりますしね。ホームテックさんも快く受け入れてくださいました」(奥様)

 

お二人に、家づくりで大変だったことを尋ねると、同様に返ってきたのが「子どもを見ながらの打合せは大変だった…」ということだった。

 

まだまだ親の目が離せない年頃のお子さまたち。一方が打合せに行き、一方が子どもを見るという状態での家づくりは本当に大変だったという。

 

「二人で打合せに行けないので、決めることは事前に二人で話し合っておかなくてはいけなかったり、一人で決められないことは持ち帰ったりと、ひとつひとつに時間がかかりましたね」(ご主人)

「子どもと一緒では何度も行けないので、ホームテックさんのショールームの中に実際の家が建っていて1日で色々決められたのは助かりました」(奥様)

 

そして、いくつもの困難を経てついにマイホームが完成する。

 

「外観はもっと冒険してもよかったかなと思ったのですが、なかに入ると空間も広々していて、造作物の出来映えが良くて満足しました」(ご主人)

「自分の家という感じがしない。どこに座ったらいいのかと思いました(笑)1週間くらい落ち着かなかったですね。

出来上がりもほぼ理想どおり、ウッドデッキの仕上がりもよかったです! 冬も素足で暖かく過ごせました」(奥様)

最後に、ホームテックとの家づくりについての感想を聞いてみた。

 

「友人たちに、注文住宅では一番良いの建てたねって言われます。

なにより、社長もコーディネーターさんも皆さんが親切でしたね。忙しいのに色々調べてくれたり、私のわがままに付き合ってくれて本当にありがとうございますという感じです(笑)

大変だったけど、こだわってよかったし、ホームテックさんでよかったなと思いました」(奥様)

 

「この内容でこの価格というのは本当にコストパフォーマンスが高いと思います。

岩﨑社長は、私たちのわがままを一切却下しないんですよ。

結構色々大変だったと思うんですよ、ここは自分たちで塗らせてほしいとか、古材を買って使いたいとか、そういう面倒な意見もちゃんと聞いてくれるところが嬉しかったですね」(ご主人)

 

そのことについて岩﨑に聞いてみると——

 

「やってみたいことを却下されるととてもがっかりするんですよ。

家づくりって色々な夢があるなかで、「あれもダメだ、これもダメだ、こんなこともできないんだ…」となると家づくりのそのものが楽しくなくなっていくんですよね。

自分の家を自分らしくしていくには、やっぱりやりたいことをやっていくしかないんです。

だからこそ「出来ることはやりましょう、出来ないことは本当にできません」とはっきりお伝えすることで、最終的にはお客様のニーズと合ってくるんじゃないかと思っています」(岩﨑)

 

「あんまり色々やりたくないっていう人はホームテックさんじゃなくてもいいかも(笑)」(ご主人)

 

「たしかに(笑)  注文建築ですから、やりたいことがあまりないと満足度は上がっていかないかもしれませんね。それならば万人受けする建売でも良いんじゃないかと思います。

Bさんは、建築・設計を進めるなかで疑問をすぐに知りたいという希望をお持ちでしたので、こちらも質問・要望にスピーディーに回答するという姿勢でやらせていただきました。

そういうところもB様と弊社のスピード感が合ったのかなと思いました」(岩﨑)

 

「子どもを中心に家づくりを考えた」と言っていたご主人。

でも、インタビューの途中でこんな話をされていました—。

 

「嫁さんのために建てる家だと思って建てました。

一生に一度しかない買い物だと思うので、インテリアを選ぶときにあれはダメ、これはダメってなったらがっかりするだろうなと。

だから、自分の払える予算のなかでなら好きなようにやってほしいと思ってすべて嫁さんに任せました」(ご主人)

 

家族の愛、夫婦の愛に包まれた家には、今日もにぎやかな笑い声がこだましています。

 

 

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